社内“IVS”的イベントを企画してミドルベンチャーの組織課題にアプローチした話

2016.08.30 社内イベント
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人事の中村です。

 

ここ最近、広報側でいくつかリリースを出しました。

 

▼最近出したリリース①
FireShot Capture 40 - (2) 中村 拓哉 - https___www.facebook.com_takuya.nakamu

▼最近出したリリース②
FireShot Capture 39 - (2) 中村 拓哉 - https___www.facebook.com_takuya.nakamu

 

ありがたいことに、各方面から「凄い勢いありますねー」と反響をいただいているのですが、本エントリは打って変わって組織課題について書きたいと思います。

 

Speeeも来たる10月に10期目を迎えますが、ベンチャーである以上、課題は常に山積みです。私はSpeeeが30人位のアーリーフェーズからいるのですが、ミドルフェーズは特に問題が発生しやすいと感じることも多いです。今回はその辺りの概要をシェアさせていただきます。

 

■Speeeの組織課題

前提

Speeeはミドルフェーズのベンチャー企業であり、従業員500名、正社員300名、BtoB事業は前年比130%成長、新規事業であるBtoC事業は500%と急成長しており、組織は慢性的な人手不足ではありながらも、右肩上がりで拡大中で、2年前と比べ規模が倍以上になっている状況です。

 

課題

組織が数百人規模、更に2年前と比べ組織の規模が倍、つまり、入社歴2年以内の社員が半数という環境下においては、経営のメッセージを上から下へウォーターフォール的に降ろすだけではうまく回りません。組織規模の大きさ、それから伝達の際大きな役割を担うマネージャーの不足により正しくメッセージが伝わりきらない、という事象が発生しやすくなるのです。

 

マネージャー不足については、急成長しているベンチャーは”あるある”な課題だと思います。マネージャーになるまでに3年を要すると仮定するのであれば、3年以上Speeeで経験を積んだ社員が半分もいないわけで、画像に表すとこんな感じです。

 

スライド1

 

末広がり過ぎて、もはや縁起良さそう。笑

 

当然冗談ですが、少しマジな部分としては、この圧倒的なマネージャー不足をチャンスと捉えてポジションを取りにSpeeeに入社される志の高い方が多いので、確かにそういう観点で捉えると良いフェーズなのかもしれません。人事的には超課題だと思っていますが…。

 

アプローチ

経営のメッセージをウォーターフォール的に落とすのが難しくなっているのであれば、上から段階的に降ろすのではなく横から均質に情報のシャワーをかけるような企画は出来ないかと考えました。それがSpeeeConferenceという企画です。

 

図1


SpeeeConferenceとは、事業創造・HR・デザイン・開発等、それぞれの領域におけるSpeeeのキーマンが、最近の取り組みとSpeeeの未来について本気で語る“社内IVS”的なイベントです。(IVSとは何ぞや?という方はこちらをご覧ください⇒外部リンク

 

今回は、Mgr.以下のリーダークラスと管理部門を対象に企画を実施しました。

 

スライド2

 

■Speee Conference

具体的な内容

一方的にプレゼンするセミナー形式ではなく、本場のIVSと同様に、セッション形式で以下3つの対談を行いました。

 

図8

 

■狙い

・もの作りセクション、それぞれの理想像と現実を知り、自身の仕事・キャリアを少し高いところから捉えてもらう(目線を上げる)。
・「前線では、ここまで考え、実行していたんだ・・!これは会社変わるかも。」と会社の変化感を理解し、期待感を醸成させる。

 

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(左から、プレゼンター:エンジニアマネジメント責任者・エンジニア採用責任者 是澤 太志、社長室 クリエイティブユニット 篠原 健、コミュニケーションメディア事業 統括 松山 高和、モデレーター:代表取締役 大塚 英樹)

 

■トーク内容

各セクションの1年前と現在を比較しながら、この1年の変化感のシェアをしました。

 

スライド1

 

Speeeの新規事業は、緻密なR&Dと事業戦略に基づき“勝ち筋が見える勝負を仕掛ける”というスタンスがあります(それはミドルフェーズ故に資金も人もリソースが限られているから、という制約面から来ている側面も否めません)。

 

Webマーケティングを創業事業に選んだのも、マーケティング力をベースに、徹底的なリサーチとPDCAに基づいたロジカルな事業戦略を組み立てるためであり、それがうちの一番の強みと言えます。

 

しかしそれだけでは、特にtoCサービス領域で大きく伸びるプロダクトを作り出すのは難しいと判断し、1.5 年ほど前から“もの作り文化”の醸成を始め、今まさに変化してきている…そのような話を中心に行いました。

 


 

図7

 

■狙い

・過去の具体的で生々しい話を聞くことで、現状の課題を共通認識し、現実を直視してもらう。
・今見えている課題に主体的に取り組んでいくこと以外に未来を切り開く道はない、という思いを持ち帰ってもらう。

 

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(左から、プレゼンター:社長室 HR戦略 マネージャー 坂本 明美、Webマーケティング事業部 組織開発ユニット マネージャー 久保 北斗、モデレーター:代表取締役 大塚 英樹)

 

■トーク内容

簡単に言うと、Speeeの「HARD THINGS」的な内容だったのですが、 たとえば、
・創業時の組織崩壊を通じ、人事制度策定。当時発生した具体事象と、策定時に込めた思いの共有。
・ベンチャーでは珍しい研修部門であるアソシエイトグループを作った背景と苦労。
・組織拡大に伴う、間接部門の人数増加。噛み合わない歯車の原因。
等の具体的な話を通じて、このような組織課題に対峙する際の気構えについて、思い思いにシェアしました。

 


 

図9

 

■狙い

・前半は、大塚の人となりが分かるエピソードを掘り下げ、経営者をより身近に感じてもらう。
・後半は、大塚が持っている思想やSpeeeをメガベンチャーへ押し上げるための構想をシェアし、大塚が考える未来を一緒に実現していきたい、と思える状態を構築する。

 

■トーク内容

創業するまでの某メガベンチャー、スタートアップでの修行中、当時の大塚がクソ生意気だったエピソードをシェア。笑
現在、大塚自身も「もの作りマインド」を醸成するために、個人コーチをつけて朝7:30からプログラミング(主にRuby)の学習をしている話をしました。

 

後半の未来の話は主に以下をシェアし、会場は熱気とワクワクに包まれました。
・今掲げている「BizDev」を「MarketDev」そして「IndustryDev」へ昇華させていきたいと考えていること
・海外展開をより加速度的に進めていくこと
・10期(2016年10月)のタイミングで、ビジョンを含めてSpeeeを大幅アップデートすること

 

■Speee Conferenceを終えて

セッション形式のイベントは、まだ答えが見えてないテーマにおいて、「まだ分からないんだ。だけど今のところこう考えてる」等、生の声を届けやすく、「やっぱりちゃんと考えてるんだ」「一緒に答えを作っていこう!」という思いを持ってもらいやすい点がすごく良いなと。

 

あと、なんせセッションで登壇してる人同士が“戦友感”があって、凄いカッコイイんですよね。「自分もあそこに混ざりたい」と思った方もいたようなので、それも良かったなと思いました。

 

今後も継続してSpeeeConferenceを開催するかは分かりませんが、企業フェーズに合わせて新しい情報伝達のフォーマットを模索していくつもりです。改めてベンチャー企業に関わる者は、居るという意識ではなく、作るという意識で会社に関わっていくべきだと個人的に強く思いました。

 

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